ポイントからの交換レート81%で、手堅く年間20万マイル以上貯まる方法として、陸マイラーにとっては当たり前のように利用されていたソラチカルートが無くなる予定です。
正確には、LINEポイントからメトロポイントへの交換が2019年12月27日を持って終了するというアナウンスがLINE側からありました。
本記事では、ソラチカルート終了についてまとめるとともに、他のルートでは最も高レートでポイント→ANAマイルに交換でき、ソラチカルートの代わりとなるであろうTOKYUルートについて解説します。
なお、ソラチカルートって何?という方は以下の記事を御覧ください。
目次
ソラチカルートの終了による影響と、その代わりとなるであろうANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードを利用したTOKYUルートについて解説します
LINEポイント→メトロポイント交換終了のお知らせ
ソラチカルートは、別名LINEルートとも言われ、現時点(2019年10月)で、各ポイントサイトから最も高レートでANAマイルに交換できるとされる以下のルートをいいます。

そして、今回以下のアナウンスがLINEホームページに告知されました。

つまり、ソラチカルートでは以下の部分が交換できなくなったということです。

このLINEポイント→メトロポイントの部分は現時点でのソラチカルートでは最も重要なところですので、ここが交換できなくなるということは、実質的にソラチカルートが消滅するということを意味します。
さらに、LINEポイント→メトロポイントだけでなく、dポイントなど他のポイントへの交換も終了となるとのことです。
一方で、他のポイント→LINEポイントへの交換は現時点では引き続き行うとしています。
このことは、LINEポイント自体をなくしてしまう意図は今の所なく、ただのポイント交換サイトの一つになるのを避けたかった可能性や(LINEとしては、ポイントを自社で消化してほしかったが、実際にはかなりのポイントがメトロポイントを含む他社のポイントに交換されていた可能性があります)、将来的にLINEポイントをなくしてしまうための最初のステップの可能性がありますが、そのへんは現時点ではわかりません。
実際、アマゾンやYahoo(PayPay)も他のポイントへの交換はできず、自社の利用価値を上げることでポイントを消化させています。楽天はその中間のような感じでしょうか。
いずれにしても、ソラチカルートがなくなってしまうのは確実ですので、まだLINEポイントに交換していないポイントがある方は、なるべく早めにLINEポイントに移行して、期限までにLINEポイントからメトロポイントへの交換を済ませておく必要があります。
今後は交換レート75%のTOKYUルートに移行
さて、ソラチカルートが年内で終了となると、次の策を考える必要があります。
多くのポイントサイトでは(楽天でさえ)ANAマイルへの50%での交換は可能になっていますので、代替ルートとしては、50%より高いレートでの交換が可能なルートとなります。
現時点では、ソラチカルートの81%には及ばないものの、今年から新たに登場した、TOKYUルートでは、75%での交換が可能です。

このTOKYUルートの詳細については、以下の記事に記載していますので、ぜひ御覧ください。
このTOKYUルートでドットマネーから東急ポイントに等価交換をして、さらにANAマイルに75%のレートで交換できるのですが、そのためには以下のANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードが必要です。

他にもTOKYUポイントを貯めるためのクレジットカードはあり、ドットマネーからTOKYUポイントに等価での交換はできるのですが、TOKYUポイントからANAマイルに75%のレートで交換できるのは上記のカードのみとなっています。
ですので、まずはANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの発行が必要なのですが、発行する際には、以下のポイントサイト経由の発行をおすすめします。(以下のポイントは変更となる場合がありますのでご注意ください)
ライフメディア(最も高ポイント!2,300円分)
ポイントインカム(2,000円分)
モッピー(1,200円分)
ソラチカカードほどではありませんが、少しでもポイントをゲットしておきましょう^^。
なお、マスターカードの場合は、JCBカードであるソラチカカードのように、入会3ヶ月の利用金額でマイルが貯まるキャンペーンなどはやっていませんので、カードを作って一撃大量マイル!とは行きません^^。
ソラチカカードはどうしたらいいの?
年会費810円で毎年1,000マイルの継続マイルをゲット
ソラチカカードはANAカードですので、持っているだけで年に1,000マイル継続マイルが貯まります。
そして、通常は2,000円(+税)かかる年会費は、「スマリボ」に登録して、年に1回以上カード利用すれば、1,350円キャッシュバックされて、810円となります。
ですので、年会費810円を支払うだけで、毎年1,000マイルもらえます。マイル単価が1円以下ですので、これは大きいですよね。
マイルの有効期限延長のお守りとして
上記の継続マイル1,000マイル以外にも、減価はしてしまいますが、ソラチカカードを使わないとできない、マイルロンダリングともいうべき方法があります。
ANAマイルの有効期限が迫ってきて、特典航空券も発券できない状況の場合には、他社のポイントに交換したり、スカイコインに交換したり、A-styleでショッピングしたりするという方法があります。
しかしながら、いずれも1マイル=1.5円程度のレートくらいでしか交換できませんし、交換してしまえば、当然のことながら、将来特典航空券に変えられる貴重なマイルを失ってしまいます。
そんなときには、メトロポイントにマイルを交換するという手があります。ANAマイルからメトロポイントへの交換は等価(100%)ですので、ここでは減価しません。そして、ここで有効期限が1年間になります。
さらに、そのポイントをANAマイルに交換すると、有効期限が3年となります。今度は90%に減価してしまいますが、大きく有効期限が伸びますので、メリットのほうが大きいのではないでしょうか?
実際にこういった方法を使う状況になるかどうかは別として、お守りとして持っておくというのもありですよね。
LINEポイント→メトロポイント交換ルートの消滅についてまとめ
- LINEポイント→メトロポイントの交換ができなくなるため、2019年末でソラチカルートは消滅します
- いままでソラチカルートでマイルを獲得していた方には、交換レートは落ちますが、TOKYUルートの利用をおすすめします。
- TOKYUルートを利用するためには、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードが必要です
- ソラチカルートは終了しますが、ソラチカカードはスマリボに登録して年会費810円の死蔵カードとして、あるいはマイル有効期限延長のお守りとしても、持っておいて損はないと思います。
まあ、いろいろ変化があるからこそ面白いわけで、今回の変化が改悪となるか(現時点では改悪ですが)、将来的に改善につながるかは誰もわかりません。
今後もいろいろ変化していく中で、うまいルートを探していくのも陸マイラーとしての楽しみですよね^^。
本記事が、ANAマイルを貯めたいと考えている方の参考になりましたらうれしいです^^。ご質問・ご指摘等ありましたらお気軽にコメント、お問い合わせからどうぞ!
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